遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

2020大晦日

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Nikon F3 + Voigtlander Ultron40mm F2 SL

 

今年は本当に大きな変革のあった年だった。

未だにコロナは収まらないし、この先どうなるのかも見通せない。

しかし、コロナが広まったことで変わったことも大きかった。

 

あれだけ働き方改革と叫ばれている中で

何も変わらなかった超保守的な職場が、

コロナが発生したことによって劇的に改革が行われた。

コロナ様様だった。皮肉なものだ。

一刻も早くコロナが収まって欲しいが、

願わくば、コロナが収まったときに、

元の仕事形態に戻らないことを願う。

 

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12月30日、31日は、例年、バタバタだ。

家の大掃除、メンテナンスをやり、

神様を祀って新年を迎える準備を行う。

 

家内は、元々掃除が苦手な人で、

また、誕生日が30日とあって、毎年のんびりしている。

そのそばで1人、窓を拭いたり、掃除機を念入りにかけたり、

風呂場を掃除したりして、一人あくせくと動き回っている。

 

そんなことをしなくても、新年はやってくるのだけど、

この時期のピンと張り詰めた空気の中で、

身の回りを綺麗にするのは、自分の中で区切りをつけたいというのか、

気持ちよく終わりたいという思いがあり、

そしてそれは、

両親から受け継いだものだと思う。

毎年実家の両親もそうしていた。

 

高校まで実家で暮らしたが、

当時は全然そんなことはお構いなしだったので、

そんな自分を見て特に母親はイライラしていた。

今はその気持ちがよくわかる(笑)。

掃除をしながら、

あのとき母もこういう気持ちだったのだろうなあ、と。

同時に、受け継いだこの儀式みたいなやつを

ありがたいと思っている。

 

とても大変なんだけど、

全てが終わってくたくたになり、

でも全て綺麗になった家の中で

年越しの夕げを家族で迎える時間は、幸せな時間だ。

こうしないと自分は1年を終われない。

こういったことを背中で教えてくれた両親に感謝している。

 

ただ、今年は娘が友達と新年を迎えるというので、

息子と家内と3人の年越しとなる。

娘が成人したので、酒は飲めない体質なんだけど、

一緒に飲みたかったなあ。

まあ、これもかつて自分がやってきたことなんだけど。

 

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そんなわけで、

そんな2020大晦日

みなさん、良いお年をお迎えください。