遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

蜜蜂と遠雷&刑事物語

FUJI XF10

年明け初の3連休。

今年は3連休が多い年だそうで何より。

そうは言っても、今回の連休はぐだぐだだった。

家からはほとんど出ず、読書と映画三昧。

 

まず読書について。

息子が買ってきた

『蜂蜜と遠雷』恩田陸:著 に見事にはまった。

 

まだ上巻の出だししか読んでいないが、

多くのピアノ演奏者が出てきて、

誰がコンクールで優勝するのか、

そしてこの物語はどんな結末が用意されているのか、

非常に興味深い。今後の展開が楽しみ。

 

 

そして映画も6本見た。

『ポーラーエクスプレス』(←娘推薦)

えんとつ町のプペル』(←娘推薦)

『ワンチャンス』

『キャッシュ トラック』

刑事物語

『エンド オブ ホワイトハウス

 

始めの2本は・・・・

まあ、娘の希望で一緒に見たものなので・・・(笑)

『えんとつ町~』は、まあ・・・良かったかな。映像も綺麗。

『ポーラー~』は、

アニメーションがリアルすぎて、

これなら実写でやれば良いじゃん、って思ったのと、

いつ面白くなるのだろう?と思っている内に終わった(苦笑)。

すみません、心が汚れまくっている大人なので、

このお話はいまいち楽しめませんでした。

 

良かったのは、

『エンド オブ~』と『刑事物語』。

『エンド オブ~』はアクション物としては迫力やシナリオが優秀だと思う。

 

で、『刑事物語』。

これはいぶし銀の素晴らしさ。

以前からもう一度見たいと思っていた。

実は自分の中ではこの映画、結構上位に入っている。

 

武田鉄矢が片山刑事という、

弱い者に優しく、生きるのが不器用な男を演じていて、

片山刑事の生き様が好きで共感できること、

そしてシリーズを通して

余韻を残す終わり方が秀逸であることが、その理由。

 

エンドロールで

哀愁を帯びる吉田拓郎の『唇をかみしめて』が流れる。

寝台特急で次の赴任地へと独り向かう片山が映され、

叶わなかった愛を思いながら彼がぽつりとつぶやく。

「歌は、唄って初めて歌であり・・・

 鐘は、たたいて初めて鐘であり・・・

 愛は・・・愛は、与えて初めて愛である・・・か。」

そして、去って行く列車の汽笛が聞こえて映画が終わる。

 

もうね、地味ながら泣けます!この映画。

昭和の時代が映されていることも郷愁を感じさせてしまうし。

第2作がまた最高に泣けるんだ、これが。

 

そんなわけで、

刑事物語を見られたことがこの休み一番の収穫。