大学生の息子にお勧めのイヤホンを聞かれて、
当時気になっていた JVC HA-FD01 を挙げたら、
先に購入されてしまった。
FD01には、チタニウム、ステンレス、真鍮のノズルが付属し、
ノズルを交換して音を好みで換えられる。
自分はここが気になっていた。
FX1100のwoodに対して
FD01は3種類の金属。
音の違いはどうなのか・・・
気になっちゃうじゃないですか。
さて、実際は・・・
<音について>
FX1100が「低音の厚み」が特徴であるのに対して、
このFD01は「透明感」が特徴。
全ての音域がバランスがとれており、
特に中高音がクリアで音が綺麗。
FX1100の音作りがある意味変態的(笑)であるのに対し
FD01は極めてノーマルとも言える。
また、3種類のノズルによる音の違いは明確に分かる。
取っ替え引っ替え同じ曲を聞き比べてみたが、
それぞれに特徴があって面白い。
それぞれの音の特徴を言葉にするのは
うーーん、難しい。ここでは割愛する。
<装着感>
FX1100もボディが大きく重いため
装着感が悪いといえば悪いのだが、
このFD01はステンレスボディのためさらに重い。
ただ、ノズルが360°回転してポジションを調節できるので、
それほど困らない。
<総括>
息子から時々借りて聴いているが、
前回の記事のようにFX1100の低域が心地よく、
自分的にはスタンダードになってしまっているので、
FD01はとても音が綺麗なのだが、結局は物足りない。
また、高音が刺さってくる感があり、
特にボーカルのサ行が気になってしまう。
息子にその辺を聞くと、特に気にならないとのことなので、
年齢的なものか、個人の的なものかもしれない。
多分、万人受けするのはFD01だろうな。
普段ハイレゾとか聴かない人や
イヤホンにこだわりが無い人に聴かせたら
そのクリアな音に恐らくとても感動すると思う。
ちなみに息子はとても気に入っており、
その後、通学用のワイヤレスイヤホンを何本か購入しているが、
自宅で音楽を聴くときはこれ。
暑さが和らぐと時々ヘッドホンと、使い分けている。
もし、私がFD01を購入していたら、
多分出番が徐々に減っていったと思われる。
息子くんには人柱になってもらって感謝!であった。