遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

自転車乗りの楽しみは課題の克服にあり

そういう楽しみもあると思う。

まあ体力的な面や乗り方など色々あるよね。

 

自分の場合は、やはり坂を登れないこと。

この坂道だらけの日本において

坂を避けて自転車に乗るというのは不可能である。

 

 

で、先週に浜イチを久しぶりにやって

割と走れたものだから

気を良くして

今週はチマチマと筋トレに励んだ。

そんなこともあり、

今日は坂にチャレンジする気になった。

 

目指すは牧之原台地

我が家の東方に広がる牧之原台地は、

趣味である自転車の行動範囲を阻害している。

ここを上り下りできるようになれば

どこにでも行けるようになることを意味する。

今日はこいつにチャレンジするのだ。

 

そうは言ってもルーティングは大事。

そこで、斜度が緩くダラダラと登っていく

ルートを見つけて行ってみた。

 

前半は予想通り順調に進む。

こりゃあ、ひょっとして

牧之原台地に楽に上がれるルートを発見か!?

などと浮かれていた。

 

台地のてっぺんが見えてきて、

よしよし・・・と思っていたら、

最後に激坂が控えていた。

ここをクリアしないと行けなさそうだ。

距離的にはそれほどでは無いが、

果たして行けるかどうか・・・

 

えーい、ままよ!!

ギヤを落としクランクを回す。

回す。回す。回す。

ひいいい〜っきっつう〜!!

呼吸が切れるううう!!

 

ダンシングに切り替えるが

スピードがみるみる落ちていく。

呼吸が乱れる。

 

取り敢えずあそこまで頑張れ、自分!!

と思って頑張ってもがいたが、

呼吸が苦しく

あと少しのところでギブアップ。

ビンディングを外すのももどかしく、

足をついた。

誰も見てなくて良かった。

田舎ならではの特権笑。

 

ビィゴレッリをうっちゃる笑。 

太腿はパンパン。

肺は酸素を猛烈に求め、必死に呼吸する。

しばし動けず。

5、6分程死んでた笑。

 

この時点で心が折れ、

気持ち悪くなってしまったこともあって

てっぺんは見えているが

台地征服はあきらめ下りにルート変更する。

 

 

ああ、やっぱり坂道が苦手だなあ、

がっかりだなあ、

と思いながら自宅へ向かった。

 

・・・ところが、

自宅の直前に短いがきつい坂があって

いつもはそこを1番軽いギアで

ギリギリクリアするのだが

今日はギアを2枚位残して

しかも楽々登れてしまった。

何ということでしょう!

 

 

本日学んだこと。

「一週間の筋トレよりも一本の坂」

はい、課題克服に向けてまた頑張ります・・・。