遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

ドキドキの4回目、4年ぶりの浜名湖一周

「明日、練習がてら

 浜名湖一周に行こうかと思いますが、

 一緒にどうですか?」

と金曜日の夕方にK君から連絡が入った。 

 

今週コツコツと体力作りに励んできて

根拠の無い自信が芽生えてたので笑、

「是非御一緒させてくださ〜い!」

と返事をした。

 

が、4回目とはいえ、

前回が4年も前のことだし、

明らかに体力はその時よりガタ落ちなので、

果たして走り切れるのか・・・

と不安になってきた。

 

また、ヴィゴレッリも

ポジションを変えようとステムをイジっていたら

プレッシャーアンカーを使えなくしてしまい、

仕方なく久しぶりのカラミータで

出動しなくてはならないことも不安材料。

 

カラミータはフラットペダルだし、

サドルもいつもと違う。

取り敢えず、

前後タイヤに空気を入れて、

チェーンに油を指し、

各部のネジが緩んで無いか確かめて

まあ、良しとした。

何とかなるだろ・・・。

 

 

翌朝、浜名湖近くのコンビニに5時半集合。

高速で現地に向かう途中、かなり雨が降る笑。

浜イチやる時って

いつもこんな天気なんだよなあ苦笑。

 

K君と落ち合い、浜名湖畔へ。

しばし、雨雲の様子を見る。

本当は6時スタート予定だったが、

大丈夫でしょうという事で

6時20分に出発した。

 

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水面は凪いでいて、

とても穏やかな朝。

日も出てないので涼しくて気持ちが良い。

久しぶりだなぁ!

 

・・・という感動もそこそこに

早速お尻が痛い。

路面の段差をサドルが詳細に

お尻へ伝えてくる。

 

そして、大した坂では無いのだが、

浜名湖パルパルの前後の坂で

息が切れる。

後ろを走るK君は余裕綽々だ。

くそー。

ノロノロと何とかクリアした。

 

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休憩。

だがしかし、久しぶりとはいえ

あれ、もうここまで来たの?

という感じ。

やはり4回目となると

土地勘が備わってくる。

 

その後も何とか順調に進む。

ただ、走りながらボヤキが入る苦笑。

嫌いな坂ではハアハアという呼吸に合わせて

気合い半分、

怒り半分というように

「アアッ!」

と声を出しながら漕ぎ、

平地では、

「ケツが痛い!」

を連発。

そして、後ろのK君は相変わらず余裕綽々。

 

 

リゾートタウンに入ったところで

バタン!

という音をして何かが落ちた。

 

「えっ!?」

と思って振り返るとボトルが

コロコロと転がっていく。

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ホルダーの根本が折れて千切れてた。

いつぞやに続いてかよ・・・。

まあ、今回アクシデントと言えるのは

これだけだったので良かった。

 

 

段々、坂も遅いなりに

あまり苦では無くなってきて、

少しずつ自信がついてきた。

そしてそして相変わらず余裕綽々のK君は、

途中離脱して

オレンジロードへ行ってみると言う。

すげえなあ。

来週に備えて坂に慣れておきたいとのこと。

どうぞどうぞ、行ってらっしゃい〜!

自分は少しでも先行する事にした。

 

1人になったがリズムを崩したくないので

頑張って漕ぐ。

ただ、ペダルが固定されてないせいか

右膝が痛くなってきてしまった。

 

お尻と膝の痛みに耐えかね、

休憩することにし、

かなりK君より先行しただろうと

メールを送った。

すぐ返事が来て、

1キロほど後ろとのこと。

なにィ〜!

オレンジロード行ったんじゃなかったの!?

 

そうこうするうちに

追いつかれてしまった泣。

オレンジロードへは行かなかったのか聞くと、

行くには行ったらしい。

「いや〜、登ったり下ったりで地獄でしたよ〜!」

と言う割にはナーンにも疲れた風は無い。

バケモンかね、キミは・・・。

 

合流後、

新居関所の前を通り、

走っているうちにあっという間に

ゴールしてしまった。

あれ、こんなにあっさり着いたっけ?

という感じだった。

でもお尻も膝も限界だったけどね。

 

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記録を見ると、

平均時速20キロで、3時間。

初めて走った時は道に迷ったり、

大回りしてしまったりで

もう10キロ程余分に走って

5、6時間かかってたから、

成長したなぁ笑。

 

終始余裕綽々だったK君はというと、

「今日は65キロかぁ、

 来週は120キロなんだよなあ、

 物足りないなぁ、

 もう一回一周してこようかなあ・・・。」

などと呟いていた。

バケモンだね、キミは・・・。

 

 

ともかく、

走り切れたことは良かった。

地味ながら自信も少しついた。

貧脚ぶりは相変わらずだけど、

まだやれることがわかったのは大きい。

今シーズンもあと2ヶ月ほどしか無いので

頑張って坂を走れるようにしよう。

 

・・・毎年言ってる気がしないでもないが笑。