遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

My Favorite Things 『坂道のアポロン』


アマゾンプライムビデオで映画『坂道のアポロン』を観た。

 

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始めに原作漫画にハマり、

次にアニメ化されてさらにハマってサウンドトラックCDを買った。

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それまでJAZZを聴いていて

何となくオシャレで心地よい音楽と思っていたけど、

こんなに格好良い物だとは思わなかった。

アニメの学園祭シーンでのセッションは鳥肌もの。

 

 

実写映画化されて、

半分期待があったが、

いつものごとく、

原作の内容が大幅に改変されるんじゃないかということや、

何より、JAZZの演奏シーンが多いので

実写映画の中で再現することは難しいだろうと思った。

 

主要キャストがピアノやドラムを出来ないと始まらないし、

ただ弾ければ良いってものでも無い。

アラが目立つことは必至だと思った。

なので

ま、時間もあるから観ても良いかな、

という感じで観たのだった。

 

 

 

・・・ごめんなさい。

捻くれた考えをしていて。

制作された皆さんに謝ります。

もうね、とてもとても、素晴らしかったです!

 

多少原作と違うところはあったけど、

ほぼ、原作通りの内容だったし、

何より、演奏が!演奏が良かった!!

とっても練習したんだろうなあ・・・!

 

そして、主人公たちを演じた役者が

原作と何の違和感も無くて、

映画が始まってすぐにスッとその世界に入ることができた。

 

一言で言って「青春映画」なんだけど、

観た後に爽やかな気持ちになれるっていいなあ。

文字通り「私のお気に入り」となった。

 

 

 

人を傷つけても自分の夢を

自分の夢を実現する好機のために人との約束を破るか、

そのチャンスを捨てても約束を守ろうとするのか、

ある意味究極の選択。

 

そこには人それぞれの背景があるし

その時の状況にもよるから

どちらを選ぶことが良い選択なのかは分からないし、

正解はないのだろうと思う。

 

ただ、自分が何処に価値観を置いて生きているのか、

どんな価値観の中で生きようとしているのか

そこが問われるのだと思う。

 

夢の実現、

長年の努力が報われる可能性、

より良い暮らしが手に入ること、

そして、あとで謝れば良い等々の理由が

前者にはあるのだろう。

 

実際、

そういう場面にもし直面したとき、

自分がどちらを選択するのかは分からない。

そして、

どれだけ高尚な生き方をしているかと言われれば

決して人様に誇れる生き様でも無い。

 

・・・でも、

分からないけれど、

実際に直面していないこの今の状況において

前者を選ぶことを自分はしないし、

前者を選ぶことを公言する人には

本当、がっかりするなあ・・・。

 

それがこれからを担っていく若者だったりすると、

なおさらにね・・・。

 

 

 

母の会釈

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FUJI XF10

コンビニのレジ前で

自分と同じように

会計をしようとしていた母娘と一瞬目が合い、

言葉は交わさなかったけれど、

「お先にどうぞ。」と

お互いに譲り合った。

 

ほんの少しの間が生まれたが、

自分の方がレジに若干遠かったので

母が会釈し、先にレジで会計を行った。

 

すると、

レジが終わるやいなやくるっとこちらへ向き、

再度会釈してくれた。

次に待っていた自分は

ちょっと驚き、

ちょっと嬉しく、思わず会釈を返した。

 

 

 

・・・コンビニを出て車を運転しながら、

自分が逆の立場だったら

同じように出来たかなあ・・・と考えた。

始めの会釈はしても

去り際の会釈はしないかもしれない。

あのお母さんは出来た人だなあ、と思った。

 

一緒にいたあの娘さんは

そういうお母さんの良いところを見て

そういうところを受け継いでいくのだろうな。

何て素敵なことなのだろう。

 

 

 

シルエット

秋から冬にかけて

夕暮れ時に浮かび上がる街並みや山々のシルエットが大好きで、

いつまでも眺めていたくなる。

 

上の写真だとまだシルエットと呼ぶには周りが明るすぎる。

昼と夜の間、もっと言うと

かすかに残る昼の気配というべきか、

ほとんどディテールが分からないくらい影のトーンが強く、

シルエットを染める夕焼けが赤紫に映える感じが

何とも言えない郷愁感を生む。

 

これからシルエットが美しい季節。

 

 

 

 

 

沈みゆく太陽とヴィゴレッリ

昨日は午前中に用事があったので

夕方走りに行くことにした。

 

考えてみたらずっと朝走りに行くことが多かったので

夕方のライドは久しぶり。

太陽が水平線に沈んでいく様子を写真に撮れたらいいなあ、

と思って出かけた。

 

アクシデントはあったが、

タイミングはバッチリ。

沈んでいく太陽と

沈んでからの様子を収めることができた。

(良いカメラがあればなあと思いながら  笑

スマホで撮った。)

 

違う時間帯に出かけてみるのも良いものだ。

色々な発見があるからね。

 

 

ヴィゴレッリでマウンテンバイク

この写真を取った直後にアクシデントが発生。

 

走り出してすぐに

後ろから車が来たのでブレーキを掛けて減速。

すると車がすぐ横に来て同じように減速。並走する。

何だ!? と思って一瞬車を見てから前を向くと···

 

バランスを崩していてフロントタイヤが

道の左端から今まさにはみ出そうとしている!

ヤバイ!

と思った瞬間には既に土手の斜面へ。

咄嗟に左足を出そうにも

ビンディングでペダルから足が外れない!

走馬灯のようにスローモーションで左側に傾いていく···。

 

あー、このまま左に倒れて

そのままコンクリの土手を勢いよく滑り落ちて

車体はガリガリ

体もガリガリ

人車共にかなりのダメージを負うんだろうなあと、

そんな図が浮かんだ。

(因みに3m位の落差)

 

が、このまま車体を立て直して

斜面を駆け下りられれば何とかなる!?

と一瞬で判断。

何とか倒れずに持ち直し、

斜面を駆けながら(落ちながら 笑)

下の道へ。

 

下の道に着地した瞬間

結構な衝撃をくらい、

そのまま道を横切ってガードレールへ一直線。

フルブレーーーーーーーキ!!

···何とか直前で止まって事なきを得た。

 

人車共に無傷で済んだ。奇跡だ···。

 

車は行ってしまった。

何だったんだあの車はっ!?

一瞬腹が立ったがバランスを崩したのは

自分なので自分が悪い。

まあ、何事もなく済んだので良かった。

 

その後、無事に帰着して感謝。

 

 

 

 

 

秋の日の朝は

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秋の日の朝は

まるで何か良い事が有るんじゃないかと

思わせるような爽やかさが良い。

空気が澄み光がキラキラしていて清々しい。

 

実際のところは、

特別良い事なんか何も無いし

むしろ一日中忙しすぎて

ゲンナリして帰ることがほとんどなんだけど(苦笑)。

 

それでも日中まだまだ暑いので

日が暮れてから涼しさを感じながらたどる帰路では、

ああ今日も一日何とか乗り越えられたなあ、と安堵する。

 

ま、そんな訳で秋という季節はお気に入り。

 

 

 

 

 

至福のひととき

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FUJI XF10

仕事から帰ってきて

頑張ってシャワーを浴びて、

夕飯を食べ、歯を磨いて書斎の椅子に座る。

 

ヘッドホンでお気に入りのジャズをスタート。

椅子の背もたれを寝かせ、演奏に聴き入る。

 

やがて・・・気がつくと寝落ちしている。

至福だああ(笑)。