この漁港の近くに
かつて贔屓にしていたカメラ屋があって、
年末のこの時期になると、訪れていた。
ショーウインドーの中には
自分が見たことの無いような中古のカメラやレンズが
たくさん並んでいて、
初めて行った時はドキドキしたし、
行く度に時を忘れて良いブツは無いかと眺めてた(笑)。
そこで買ったのが中古の Nikon F-801s。
初めて買った本格的な一眼レフ。
買うならこれ!と決めて、
でもどうしようかさんざん迷い、
そして一大決心して買った。
(初々しかったなあ 笑)
カウンターで
ウインドーから出されたNikonの扱い方について話を聞いている時は
最高に嬉しくて、
まるで熱にうなされてるようなそんな気分だった。
F-801sは当然、その後大活躍。
写真とは、、、ということを
このカメラで学んだ。
そんなこともあって、
ここへ来ると、少し郷愁を感じてしまう。
その店は既に無い。
ある日久しぶりに来たらシャッターが閉まっており、
閉店したとの張り紙が。
あの時は、何とも言えない寂しさを感じた。
昭和ノスタルジーとも言える、そんなお店だった。