遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

リハビリライドで夢を見ることも難しいことを知る

とにかく、8月の内に一回乗らなくては!

と思っていて

結局今日になってしまった。

1年ぶりのロードバイク

今日を逃したら

またいつになるかわからなかった。

 

5時半に目が覚めて、

「昨夜かなり雨が土砂降りだったし、

 どうしようかなあ、

 行こうかなあ・・・。」

と、ウダウダしている内に6時を回る。

 

えいや!と起きて

カーテンを開けるととても良い天気!

ああ、行かなかったら後悔するな、

と思って慌てて支度をした。

 

タイヤに空気を入れて、

ドリンクを用意し、

諸々の準備を終えて、7時出発。

 

コロナ明けということや

1年ぶりということもあるので

とにかく無理をせずたらたら走る。

 

途中、何だかボトルホルダーが傾いてるなあ、

と思ってよく見てみると、

ネジが脱落していた。

あちゃあ、

慌てて出てきたから気づかなかったよ。

もう一本も緩んでいたので、

気がついて良かった。

 

 

 

何だかんだで海へ到着。

海は陸よりも秋の気配が漂っていた。

でも、まだまだサーフィンやパドルをやる人たちで賑わっている。

最近、

何となく海が見たいなあ、

と思ってたので、満たされて良かった。

 

 

 

折り返して自宅を目指す。

1年ぶりでも

意外と問題なく走れちゃうじゃん!

と思ったけれども・・・

そうは問屋が卸さなかった。

 

ポツンと左膝の痛みがあるなあ、

と思っていたら

段々に痛みが増してきた。

また、足も動かなくなってきた。

1年ぶりに乗ってみて、

膝回りや腰回りの

筋肉が落ちていることを痛感した。

 

 

途中、休憩している時に

K君からメールが届いている事に気づいた。

 

「10月の富士山一周サイクリングに

 エントリーしましょう!」

というお誘い。

サイトを見たら一周120キロコースのみ笑。

いやいや、無理だって!

あんなダラダラ坂が続いての120キロなんて!

 

ああ、若いっていいなあ。

無理が効くんだもの。

流石にこの状態でエントリーするほど

馬鹿では無い。

サポートさせていただきます、と

返事をした。

 

自宅に着いてから

K君とやりとりをする中で、

10月までに体力アップを行い、

自転車の整備もしていくと言う。

彼の半端ないワクワク感が伝わってくる。

自分も人ごとながら楽しくなり、

あー、夢を見られるっていいなあ、

と羨ましかった。

 

 

ボトルホルダーのネジをつけたり、

フレームの汚れを落としながら考えた。

仮に、自分も我武者羅に鍛えたら

それは可能なのだろうか?

どうなんだろう。

行程の半分が長い長い上り坂。

チャレンジしてみようという気を起こすことも

無謀な気がして躊躇われる。

今の自分では夢を見ることも難しい・・・。

クッソー、悔しいし、情けないぞ。