遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

お気に入りの喪失

FUJI XF10

 

盛夏だ。

今日も暑かった・・・。

 

3連休最終日。

午前中は大掃除的なことをやって終わった。

その疲れから少し午睡してしまい

15:00頃から外に出た。

 

 

用事のついでにさわさわの丘へ行ってみようと、

車を向けた。

 

 

本当に久しぶりだったので、

道中、景色が変わっているところが多かった。

 

特に、いつぞやの大雨で川沿いの山の斜面が

あちこちで崩落をしており、

道路も崩れかかっているところが多く、

自然の力の凄まじさを感じた。

 

 

自分は、素朴な雰囲気のこの周辺が好きで

昔からよく足を向けていた。

特にお気に入りの場所があって、

山の上で森に囲まれて一日過ごすことをよく行い、

独身の頃からずっと通っていた。

 

が、これだけ道や山が荒れているのは初めてだ。

ここ数年、雨が降ると極端な量になることが多くなった。

これだけ山が荒れると、来ることも躊躇してしまう。

 

 

小休止。

考えてみたら308でここへ来たのは初めてだ。

ここへ来るまでにさわさわの丘へ行くことは

諦めていた。

かなりの確率で途中の道が崩落している可能性が高いし、

落石の危険性も高い。

写真を数枚撮りながら森の雰囲気を味わって

そして帰路についた。

 

 

 

帰り道にハンドルを握りながら、

ここへ来るのはさらに足が遠のきそうだと思った。

今後も自然の力が牙をむいてくるのは必至だし、

リスクを感じさせる荒れた光景を見るのも辛い。

 

これまで長い間、

何も考えず気軽にさわさわへ行けていたことは

幸せだったのだなあ・・・

と思いながら308を走らせた。

お気に入りの場所へはもう行けないかもしれない。

切ないなあ・・・。