遊牧写民

心に残った日常を一枚の写真に

終戦記念日に思う事

終戦記念日

正午にサイレンが鳴り、黙祷を捧げた。

その場にいた家内も同じようにした。

そして息子も。

彼は、戦争を知らない自分よりも

更に戦争を知らない世代なので、

どんな思いでそうしたか分からないが、

少し安堵した。

 

 

最近、

知る事をしなくてはいけない、

思考する事をやめてはいけない

という事を学んだように思う。

 

 

何も考えずに生きる事は簡単だ。

テレビやスマホで自分の興味のあるものを見て、

目の前の仕事や家庭の事について対応に追われ、

自分の事やその周辺のことだけに

関心を持って生きていく事は可能で、

ニュースや新聞、ネットの記事の出来事は

自分の知らない向こう側で起きていると

感じがちだ。

 

でも、

自分たちの知らない、

見えないところで色々な事が起きている。

ロシアとウクライナのことも

あんなに簡単に戦争が始まってしまう事も知った。

もっと政治に目を向けなければ。

 

ある記事に目が止まった。

「国家というのは、

 学問、技芸、徳、全てにおいての

 協働事業であり、

 既に亡くなった人、今生きている人、

 これからの生まれてくる人との

 協働事業である。

 ある世代の政治家が

 戦争など気まぐれに起こせば

 そのツケはその後に続く世代に永く及ぶ。

 だからこそ、今のわれわれの世代だけに

 国家を劣化させる権利はないのである。

 すべての世代に豊かな世界を

 その後の世代に伝える義務が、

 すべての世代にあるのだ。」

 

この事を

少しでも自覚して生きたい。

遅すぎた気づきではあるけれども。